東京精神保健福祉士協会講演会

上野正彦先生 講演会のご案内

逆さの視点
〜 死 か ら 生 を 見 る 〜

 昨今の凄惨な事件や予期せぬ事故では、「死」が我々の生活と常に隣り合わせであることを実感させられます。「生」という有限の中で、我々は死を見つめながらも自分らしい人生の実現に向かっています。
  今回の講演会は、法医学者として多くの死を見てこられ、「死体は語る」の著者でもある上野正彦先生を迎え、これまでの体験事例を通し、逆さの視点で死から生をみていき、命の尊さを改めて見直していただきます。こどもの世界に起こっている学級崩壊も、希薄になりつつある人間関係も、誰でもよかったなどという短絡的な無差別殺人も、「死」を通して現代社会の抱える問題が浮き彫りになってくるそうです。
  ものいわぬ死体から真実を引き出すことと、精神障害者の抱える苦しみを伝えていくソーシャルアクションは、関わる対象の人権の擁護という点では共有できるものがあるのかもしれません。
  当日は多くのスライドもご紹介いただく予定です。ぜひご参加ください。

【日時】

2009年 5月30日(土)13:30〜14:45(受付13:00〜)

【会場】 井之頭病院1号館9F大会議室(三鷹市上連雀4−14−1)
【交通】 下記案内図をご覧ください。
【参加費】

会員 無料  非会員 1.000円

※ 講演会終了後、第18回東京精神保健福祉士協会・第5回(社)日本精神保健福祉士協会東京都支部総会が行われます。
東京精神保健福祉士協会会員及び日本精神保健福祉士協会東京都支部会員の方は引き続きご参加ください。


【上野正彦氏プロフィール】
法医学者、医事評論家、作家。元東京都監察医務院長。医学博士。専門は法医学。これまでに解剖5000体以上、検死15000体以上の死体を見てきた死体の専門家。茨城県出身。1954年東邦医科大学卒業後、日本大学医学部法医学教室に入る。1959年医学博士、同年東京都監察医務院に入り監察医となる。1984年同院長。その間、1981年から厚生省医道審議会委員、1984年杏林大学医学部客員教授を務める。1989年に監察医務院長を退官。退官後執筆した『死体は語る』が大ベストセラーになり、以後テレビ、雑誌などで活躍している。日本推理作家協会会員。文筆活動の他に日本被害者学会理事、NPO法人 まどか(精神障害者共同作業所、グループホーム運営)理事。お茶の水医療福祉専門学校名誉校長。法医学者の視点から見た文芸作品を執筆している。2009年3月まで放映された「キイナ 不可能犯罪捜査官」では制作の指導に当たった。





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